森田治療で対人恐怖症を改善

森田治療というのはどのような治療方法なのでしょうか？

このページで解説します。


現在では、国内だけでなく、中国を中心として世界的に活動が
行われています。

森田療法の基本となる部分は、症状に囚われることなく、
事実を事実として正しく認識し、全てを受け入れる「あるがまま」の
状態になることなんだそうです。

対人恐怖症などで不安や恐怖があっても、それを無理に
消すようなことはせず、あるがままの自分を受け入れる。

こうすることで生きていく意欲も湧いてくるというのです。

通常、森田治療では入院して治療するのが基本となっていて
以下のようなスケジュールによって進められていきます。

・食事とトイレ以外は布団で寝て過ごす絶対安静期

・規則正しく、外界に触れさせ軽作業を行わせる軽作業期

・睡眠時間以外は、ほとんど何らかの活動を行う重作業期

・日常生活に戻れるように社会生活訓練を行う退院準備期

以上の過程を、通常でしたら約１ヶ月間かけて行うのようです。


森田治療のデメリット

この治療法のデメリットとしては、入院する以上、まとめて
休みをとらなければいけないというところですね。

そのような事から最近では外来治療が中心になっています。

まあ、どちらにしても、対人恐怖症を克服するまのには時間が
かかります。

個人差もあるかもしれませんが、場合によっては数年かかる
場合もあるようです。

また、入院費用に健康保険が効かないというのもデメリットです。